子供に多い症状A


【肘内障】

小児における肘の外傷(ケガ)の中で最も頻度の高い疾患です

2~6歳に多く、再発を繰り返す事があります

よく手がぬけたと表現されます

原因が、はっきりしていれば、その日で治療が終われます

整復が出来ていれば、バンザイが出来る様になります

( サポーター・テーピング等の補強材を使う必要はありません )

 

 ※転倒して手をついたなどの原因の場合は、骨折の疑いがある為、 レントゲン検査を行った方が安心でしょう

 ( 特に腫れ、変形、内出血等が現れた場合 )

症状 ※腕を動かそうとすると痛くなり泣く
※腕をだらりと下げる
※腕を全く動かそうとしない
肘内障は骨折と違って腫れが無く、レントゲン検査でも異常は認めません。
原因 親や友達に手を引っ張られる事です。
何度か繰り返した事があれば、ちょっとした事で脱臼する事もあります。

※整復されたのに、手を上げない事があります

帰宅後に「バンザイして」「手を上にして」など言わずに、生活の中で手を使っているか確認してみて下さい

数時間、遊んでいる所をみていたけど、手を使わない、手を上げないようなら、完全に整復がされてい ない可能性もあります

しっかり、観察してみて下さい


※参考にして下さい⇒患者さんの声


【運動障害】

アスリートの方や学生さんは、肘関節、肩関節、腰、膝関節、足関節に痛みを訴えます

( 着地に衝撃がかかるスポーツ、同じ動作を繰り返し行うスポーツなど )

症状にもよりますが基本的にはRICE処置を施します

※ RICEとは休息(Rest)冷却(Ice)圧迫(Compression)挙上(Elevation)

 

「今週は試合が・・・」「練習を休めないんだけど・・・」という選手の方、沢山いるはずです

安静にしていれば治っていく症状が多いですが、アスリートの方、学生さんが求めている事は怪我を

した状態でもベストに近いプレーをする事、悔いなく競技を終えたいと思っています

私自身もケガに苦しんだ経験があるので、気持ちは分かります

でも・・・本心は、『将来があるので、無理しないで下さい』と言いたいです

特に小学生のアスリートは、基本をしっかりしていれば良いと思います

当院では、特殊治療として微弱電流を使用しています

併用してKTテープ、症状にあったサポーターをお勧めします

運動後にはアイシング、ストレッチを忘れずに行いましょう


※参考にして下さい⇒患者さんの声


ケガをしやすい原因】

※基礎体力 ※正しい姿勢・フォーム
※筋力不足 ※筋力のバランス
※筋力の左右差 ※柔軟性
※ウォーミングアップ不足 ※疲労の蓄積
※ストレッチ不足 ※偏平足
※ハイアーチ ※内反足
※外反足 ※O脚
※X脚 など  

【ケガの予防方法】

  痛みのない方 痛みのある方
ストレッチ

練習前に入念に行い、柔軟性のある

筋肉の状態にします

少しでも痛みがある方は、痛みが出る手前までにして下さい

ウォーミングアップ

軽めのランニングなどで、体を温めます

日々の調子を確認して、今日はどのくらいの力で練習が出来るか確かめます

(無理せず、徐々にアップします)

野球なら近くからのキャッチボール、サッカーなら軽めのパスや横の動きなど

 

フォーム

 

張りがでたり、痛みがある状態で練習すると筋肉、関節、腱などへの負担が大きくなるので、注意が必要です

テーピングやサポーターで補強する事をお勧めします

症状が落ち着いたら、フォームチェックが良いと思います

監督・同級生にフォームの確認をしてもらったり、今だとスマートフォンなどで動画を撮り自分でチェックするのも良いでしょう

練習後のクールダウン

運動後に行う軽いランニングやストレッチが必要です

疲労をためない様にします

(アイスバッグなどで冷やし帰宅後、お風呂で温めて下さい)

栄養管理

食事で必要な栄養を摂る事により、筋力を高め、バランスのとれた筋肉をつくり、柔軟性を高めてくれます

コラーゲン・ビタミンC・カルシウム ・タンパク質

簡単に言うとバランスの摂れた食事を三食、しっかり食べれていれば良いです

十分な食事が摂れない栄養がかたよると損傷した組織はなかなか回復しません

学生の方までは、親御さんの協力が必要です

休息

しっかり、睡眠をとって下さい

寝不足で、激しい運動は危険

7~8時間は必要かも!

痛めている所に負担をかけないように休みます

腰なら横向き、右肩なら右を上に横向き

体が疲れている状態で、運動を重ねると疲労と負担が蓄積してケガをします

その日の疲れは、その日のうちにとりましょう!

【どの程度から始めたらいいのか悩んでいる方】

アスリート・一般の方がケガをされた時は、症状にもよりますが、まずは軽めのメニューからです

(運動、トレーニング、作業など)

軽症

※まず、軽めの事から少しずつ行って下さい

※痛めている箇所が、運動中、トレーニング中、作業中に痛む場合は中止して下さい

痛めている箇所が、運動後、トレーニング後、作業後に痛む場合は、その日の運動    量以下にして下さい (痛みが増した場合は、次の日から中止して下さい)

※次の朝、起きて痛みが現れるようなら、前日の運動量以下にして下さい

 (痛みが強くなった場合は、中止して下さい)

 

※運動中、運動後、次の日に痛みを感じなければ、徐々に運動量を増やして下さい

 (トレーニング・作業も同じです)

中等度

重度

※症状が落ち着くまで、安静にしてリハビリ開始時を担当医に聞いて下さい

※ 痛み・違和感が残っている状態で、練習をするとフォームが崩れ、他の箇所に痛み・違和感が現れやすいです

 (スマホなどで、撮影してフォームチェックできますね!)


※参考にして下さい⇒患者さんの声


肘痛

【テニス肘】

外側に痛みがあらわれる(出っ張った骨・手首までの筋肉) 

( ゴルフ肘、野球肘の腱鞘炎と同じメカニズム )

※ レントゲンで骨には、異常なしと言われる事が多いです

症状

※雑巾・タオルを絞る

※ほうきをはく

※ビールをつぐ

※車のハンドルをまわす

※荷物を持つ

※ドアの取っ手を回す

※肘を伸ばして物を取る時
※握力低下

原因 ※手指・手首の過度の運動で肘の腱に衝撃が伝わり疲労が蓄積・炎症をおこす
※使いすぎ

【野球肘】

投球による肘の障害を総称して「野球肘」と言い10歳から16歳の少年野球選手の30~40%が経験

痛みは、約90%以上が内側に起ります

症状 ※投球動作時に痛い
※握力低下
原因 ※バランスの悪い投球フォーム、投球動作のくり返しにより負担
※使いすぎ
 成長過程で負担のかけすぎは上腕骨の内側の骨端線に剥離(はくり)などの障害があらわれる

離断性骨軟骨炎】

関節の中に軟骨が剥がれ落ちてしまいます(成長期の学生に多く発症します)

初期のレントゲンでは見つからず、見逃される事が多い疾患なのでMRIによる検査が必要です

成長期前半に起こる内側型と成長期後半に多く認められる外側型があります

症状

※投球時に激痛
※投球後に激痛

※関節内に、はまり込み曲げ伸ばしが困難になる(ロッキング)

※内側型=治療を行いながら投球も可能

※外側型=初期では投球動作を禁止

※「透亮期 ( とうりょうき ) 」=投球時に肘の内側や外側が痛み、肘の内側や外側を押すと痛みますが、投球を休めば痛みは無くなる

※「分離期 ( ぶんりき )」=投球のたびに肘に痛みが出て、肘の曲がりや伸びが悪くなる

※「遊離期 ( ゆうりき )」=関節内に落ちた遊離体が、関節の間に挟まって突然肘が 動かなくなり強い痛みがある

原因

※不適当なフォーム(上肢の力に頼っている)

※投球数の増加

※下肢、体幹、上肢の柔軟性が低い

※インナー・アウターマッスルの筋力低下

※ストレッチ不足

処置

軽度

※バンド・テーピング等使用

※練習、仕事ができるようにします

中等度・重度

特殊治療行い、早期に症状軽減する

※包帯・固定材料等使用

※骨折等の疑いがあれば、応急処置を行い、紹介状をお渡しいたします

ストレッチ

肘の内側/外側(前腕)

息を吐きながら、ゆっくり行って下さい 7秒×5回

手痛


【突き指

衝撃が指に加わってしまう事

スポーツ外傷の中で最も頻度が高いもののひとつです

指の関節の捻挫(靭帯断裂を含む)骨折・脱臼・腱断裂・ 打撲などが含まれます

症状

※変形している

※指が曲がりにくい

※指を伸ばしにくい

※関節がぐらぐらする

※腫れている

※内出血がみられる(手のひら側は要注意) 

原因

※ボール等で突く

※転倒して指を突く 

【掌側板損傷

指が過伸展(反る)された時に起こる

スポーツ外傷の中でも比較的多いケガです

掌側板という第二関節の屈曲側についている軟骨の損傷です

症状

※手の平側の内出血

※指が曲がりにくい

※指を伸ばしにくい

※小さな剥離骨折を伴う事もある

※単なる突き指と思われ放置されやすい

※しっかり治さないと指が十分に曲がらなくなる事がある

原因

※比較的大きなボール等で突く(指が過伸展<反る>)

【骨端線損傷

少年期の16歳前後まで発症します

骨よりも軟骨の方が弱い為、骨の部分で折れずに成長軟骨の部分で折れます

転位(ずれ)のないもの・転位があるものがあります

症状

※痛み

※腫れ

※変形

※運動制限

原因

※軽い外力(ケガ)

※球技等で球を受けそこなう

※転倒

※滑って捻る(足)

処置

軽度

※包帯・テーピング等使用

※練習、仕事ができるようにします

中等度・重度

特殊治療行い、早期に症状軽減する

※包帯・固定材料等使用

※心臓より高くして安静が必要

※骨折等の疑いがあれば、応急処置を行い、紹介状をお渡しいたします


※参考にして下さい⇒患者さんの声


握力計標準値

痛みが強くなれば、握力が低下します。

参考にして下さい(多少の違いはあります)

 

平成25年以降、以前より握力も強くなっています。

年齢 男子 女子
5才 6.5kg 6.0kg
7才 11.0kg(11.1kg 9.0kg (10.3kg
10才 16.0kg(17.3kg 14.0kg(16.5kg
13才 27.0kg(29.9kg 19.0kg(24.3kg
15才 35.0kg(38.6kg 26.0kg(25.6kg
17才 42.0kg(43.1kg 27.0kg(26.7kg
20 45.0kg(46.1kg 28.0kg(28.0kg
23才 46.0kg(47.3kg 29.5kg(28.2kg
25才 46.5kg(47.0kg 29.0kg(28.4kg
27才 46.5kg(47.5kg 29.0kg(28.4kg
28~30才 46.0kg(48.0kg 28.5kg(28.6kg
31~40才 46.0kg(47.3kg 27.0kg(29.4kg
41~50才 43.5kg(46.8kg 25.0kg(29.3kg


※参考にして下さい⇒患者さんの声


院長から一言

当院はその場だけ良くても意味がないと考えています
痛みに邪魔されることなく、安心して楽しい毎日が送れるようにすることが、私の仕事だと考えています
残念ながらすべての痛みを改善することはできません
1回で、すべて改善してしまうといったこともできません
それは、バランスを整え、正常な状態を身体に記憶させ、根本から改善していく治療を心がけています
辛い痛み、一緒に良くしていきましょう!!